子供の便秘によって固いコロコロの便になる症状や、排便時に校門が出血したり、それを痛がって排便を嫌がることでますます便秘が進んでしまうような状態、もしくは数日便がでないとお腹が張ってきて、食欲までもが落ちてくるような場合があります。自然な排便が数日に1回でもあり、それほど便も固くはなく、食欲も大した変わりないようでしたらあまり心配することはありません。子供の年齢が上がり、腹筋もしっかりしてくれば、便秘もそれなりに治ってくると思われます。
しかし、便秘の習慣が子供につかないようにしておかなければいけません。なぜかというと本来、食べ物を口にすると腸には腸管の筋肉が収縮し、大腸や肛門へと運んでいく蠕動運動が始まり、さらに大腸に食物残渣が入ってくることで膨れると、それを押し出そうとする働きの反射があります。肛門を閉める筋肉の調節が乳幼児期になると意思の下で行えるようになるので、反射的にうんちをしなくなりますが、我慢をし続けていると大腸がふくれた時の反射の働きがだんだん弱くなり、便がたまっていることが感知できなくなるのです。
もともと大腸は水分を吸収する作用のあるところですから、便が長い期間たまっているともっと固くなり、更に便秘を悪化させる要因となります。腸の機能や反射の程度などには個人差がありますから、便秘気味の人や下痢気味の人がいるのはある意味当然なことですが、慢性便秘の中には「ヒルシュスプルング病」といって、先天的に直腸や肛門部などといった筋肉の収縮を起こすのに必要である神経が欠ける病気が含まれていることがあるのです。
人により病気自体も程度には差があり、欠損の程度が重度であれば、生まれて間もなくからおなががはって嘔吐して、手術すぐにを行わなければならないこともありますが、程度が軽ければ、慢性便秘の原因となるだけでしょう。食事療法ではなかなか改善しないような便秘の場合には、必ず一度診察を受けたほうが良いでしょう。なにも分からないまま、勝手に市販の薬を与えたりするのは危険なことです。小児科の医師にしっかりと見てもらうことが最善の方法だと思います。