肥満にはいくつかの型があり、数多くの疾患になる肥満は危険性をはらんでいます。特に、腹部CT上で、皮下脂肪と内臓脂肪の比率が0.276以上の診断による内臓脂肪型のほうが、皮下脂肪型よりも合併症の頻度が高くなるため、医師による診断を受けることが望ましいと思われます。考える疾患としては、高血圧、高コレステロール血症、高脂血症、動脈硬化、脳卒中、高中性脂肪血症、閉塞性動脈硬化症、虚血性心疾患、糖尿病などインスリン抵抗性の獲得によった、体重負担によって起こる変形性関節症、肥満によって起こる睡眠時無呼吸症候群があります。
単純性肥満は、エネルギーの摂取過剰や運動不足からもたらされる肥満であり、小児の肥満の場合では両親の一方、または両方に肥満傾向が見受けられ、身長は年齢と相当であり、精神運動発達は正常であります。病的肥満とは、歩行や呼吸などにも困難が見られるほど重度の肥満であり、手術が必要となる可能性もあります。症候性肥満とは、内分泌疾患や代謝異常の一部で肥満を来たすことを言います。単純性肥満とは全肥満の中で約90%を占めており、年とともに肥満が増えている傾向の一途をたどっています。
ここ近年では、小児による肥満が増えてきており、国外でも肥満を問題として取り上げられることが多くなりました。これには食生活もとても大きな影響を及ぼしており、ジャンクフードでもあるファーストフードなどの過度な摂取との関連性も問題視されることもあります。高学年の小学生の場合では、男子の場合10%、女子の場合8?9%に肥満がみられていて、その9割以上が単純性肥満であると言われている。
単純性肥満の原因には、単純に運動不足とエネルギー摂取過剰であるので、単純性肥満の治療については、運動療法とエネルギー摂取が制限されることの併用が主となります。家系的に肥満体質や肥満が生じやすい人が居たり、いくら食べても太りにくい人が存在することなどから見ても、遺伝的なものが肥満の要因としてあると考えられているます。20世紀終わりに、ホルモンのレプチンというものが、食物摂取量低下とエネルギーの消費増加にかかわりを持つということが発見されていて、発見例として肥満遺伝子の話題となりました。