特に食事量を増やしたわけでもいないのに、30代あたりから肥満になっていたという男性の声をよく聞きます。これが一般的に「中年太り」とよく言われものです。しかし、全員の男性が必ず肥満になるというわけではなく、そう考えてみれば、本人の意識次第で太ることを防ぐことができることがよく分かります。一番に「基礎代謝の低下」が中年太りの原因にあります。基礎代謝とは、常に心臓を動かした状態であり、全身に血液をめぐらせ、36度前後に体温を保っている、通常に生活を送っている行動で消費されるエネルギーのことです。
男性でもっとも基礎代謝が高くなるのは10代後半であり、その後は年齢とともにどんどん下がっていきます。つまり、10代後半のピーク時の食生活を30代でも続けていると、脂肪が毎日蓄積されていくことになり、1年もたてば体重にかなりの影響が出てくることになります。「活動代謝」の減少は、中年太りのもう一つの原因です。やはり若い頃と比較すると、自転車には乗らなくなったり、歩く時間がかなり短くなったり、スポーツをしてもゴルフのみとか、仕事が忙しいという全般な事情もあり、知らないうちに活動代謝がかなり減っているのです。
中年太りになるのは、活動代謝や基礎代謝の減少で仕方ないとあきらめずに、自分でも現状をよく理解したうえで、摂取カロリーの1日あたりに摂っている量を調整してみましょう。1日1,500kcalが理想の摂取カロリーです。これを目安として、お酒や夜食には注意しながら、できるだけ規則正しい食生活に気をつけて、栄養のバランスが整った食事にしましょう。脂肪分の多いものやお米などの炭水化物は減らし、たくさんの野菜やたんぱく質を摂ることが大切ですが、忙しい男性にとっては、毎回の食事の量やバランスを整えるのはなかなか難しいでしょうから、1日をトータル的に見て食べ過ぎないように注意しましょう。 筋肉の量を減らさないように毎日の運動を心がけて、基礎代謝のアップを心がけてください。筋肉の量が減って脂肪が増えてしまうと代謝が悪くなり、それをどんどん積み重ねると脂肪がどんどん増えていき、最悪の状態になってしまいます。