急激な肥満人口が増加する状況を考えて、各国が肥満関連政策を早急に取り組み、施行するのを求めるという韓国のソウル市でアジアオセアニア肥満学会議で、各国の参加した学者によって「ソウル宣言」が署名されました。肥満の進行状況をアジア各国で把握し、抜本的な解決策に結びつける目標がありました。国家が肥満は病気であるということに取り組み、対策を練らなければならない時期が来ていることは事実であり、アジアの各国が情報交換をしました。
日本は、内臓脂肪の蓄積によって高血糖、高血圧などの症状が少しでもそういったことが重複となれば、心臓病や動脈硬化などの生活習慣病につながり、近年問題視されている内臓脂肪症候群のメタボリックシンドロームのことと、その予防策についてを発表しました。心臓病などの複数の病気をメタボリックシンドロームの予防することで、未然に防ぐことができ、医療費も削減できるといったことから、企業や地方自治体も生活習慣病関連の特定保健指導や特定健診を行うことを義務づけるようになってきました。
40歳?74歳までの約5700万人が特定健診の対象者となる人数にのぼり、メタボリックシンドロームの該当者を、平成27年を目標として、現在より25%以上減らすといった取り組みとなりました。独自に取り組まれてきた国内の自治体のものとしては、徳島県で、全国一の状態が糖尿病死亡率が13年間も続いたことを受け、阿波踊りのダンスを取り入れた3分半ほどで無理なく全身運動が行える健康体操を考案しています。徳島県によると、マイカー利用者がとても多いことから、全国平均より1日の平均歩行数が少ないという運動不足が問題視されていて、慣れ親しんだ阿波踊りが運動療法につながることを期待しているのです。
保健指導が神奈川藤沢市では成果をあげ、356人が参加した運動療法コースでは、「週2回以上。1回30分以上。」の運動習慣の割合が51・9%から61・8%と10%も増え、平均体重は57・3キロから56・6キロに減り、総コレステロールや血圧などの改善がみられました。154人が参加した食事療法コースでも、血液の中に含まれている中性脂肪の平均値が134mg/dlから114・6mg/dlにまで減りました。継続的な取り組みを行うことで変化を起こす要因なんだと分析できるようです。