脂肪細胞の実態を調べている研究によって、驚くべき知見である肥満が死を招く要因になるのではないかということが認識されつつあります。健康に有害な働きを脂肪自体がするということなのです。以前からの専門家の話によると、太った人が早死にする傾向であるということを指摘しており、その理由としては、心臓や他の臓器が余分な体重のせいで負担がかかっているからに間違いないと考えられています。しかし、睡眠時無呼吸や関節炎などが贅肉の負担の原因になるのは確かですが、現代人の身体についた脂肪細胞のかたまりはそれ以上に複雑であり、あまり知られていない悪影響を及ぼしています。
体のエネルギーバランスを微調整しているホルモンや、その他の化学的である伝達物質を、脂肪細胞を蓄積する細胞は作り出しているのです。その働きを脂肪で膨れあがった細胞がしようとすると、必要以上にたくさんの臓器を攻撃することとなり、健康に悪影響を及ぼしてしまうのです。相互にその悪影響が作用することによって、脳卒中、心臓病、ガン、糖尿病などに発展するのではないかと考えられていて、それらの疾病で特に肥満の人の死亡率が高められていることは間違いないのではないかと研究者たちは述べているのです。レプチンという物質が脂肪にはあり、これは食欲を制御する作用があります。
他にもアディポネクチンやレジスチンなどといった約25種類もの信号物質が、脂肪細胞で作られることが分かっており、この先もさらにたくさん発見されるのではないかとみられています。最大の内分泌器官と脂肪組織は認識され、普通体格でもそれが体に占める割合はかなりのものです。脂肪組織で普通体格で保有している人間は何も食べなくても3ケ月間くらいは生きていられると言われているのです。摂りすぎたカロリーを脂肪としてためる働きが脂肪細胞にはあり、太りすぎの人がもっと太り続れば、さらにそうした脂肪細胞の上に層をなしていくのです。アメリカでは、寿命を縮める主な要因の一位には喫煙があげられ、その次に肥満があげられていてその割合が増えてきているのです。