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犬の肥満細胞腫

犬の肥満細胞腫というのは、肥満とはほとんど関係がなく、肥満細胞(体に異物が侵入しますと、ヒスタミンなどの物質を出すことによって免疫力を高める細胞のこと)という細胞が、腫瘍化する病気のことなのです。肥満細胞腫のほとんどの場合が、がん(悪性腫瘍)でして、転移しますと命に関わってくる可能性が高いとても危険な病気なのです。

肥満細胞腫の症状というのは様々でして、皮膚にコブ状の固いしこり、潰瘍が発生するほかには、腫瘍のまわりに炎症や脱毛が起こることもありますので外見上は皮膚病のように見えることがあるのです。また、体内の肥満細胞が腫瘍化しますと、嘔吐や下痢、食欲不振などを引き起こすこともあります。肥満細胞腫というのは悪性度が高く、性質が悪いものは体のあちこちに転移していきますので、やがて死に至るのです。皮膚にできる腫瘍としては、脂肪腫、扁平上皮がん、腺がん、悪性リンパ腫などがあるようです。

原因というのは、現在のところは不明となっているのですが、老犬に発症しやすいことから、老化による免疫機能が低下することによって、肥満細胞の腫瘍化を防げなくなることが原因ではないかという説が有力のようです。

治療法は、腫瘍のタイプによって異なりまして、分化型という腫瘍の境界が比較的はっきりしているタイプの場合には、外科的手術で腫瘍を切除していきます。転移がひどくて外科的手術が困難な場合には、抗がん剤やステロイド剤を投与する化学療法などをおこないます。しかし、治療をしましても治癒する可能性というのは、きわめて低いようです。

肥満細胞腫の予防というのはとても困難です。腫瘍がまだ小さくて転移していない段階で早期に発見して、早期の治療に努めるということが重要となるのです。

体内に肥満細胞腫ができた場合には発見は極めて困難なのです。ですから、食欲低下、嘔吐、下痢などの体調の変化が続く場合には、動物病院で診てもらうようにすることが良いでしょう。

また、猫の肥満細胞腫も、肥満細胞が腫瘍化することで起こる病気です。腫瘍ができる場所によって、皮膚型と内臓型とに分けられまして、とくに6歳以上の中高齢期の猫に多くみらる病気なのです。

猫の肥満細胞腫では、皮膚型の場合には頭部、首のまわりなどといった、様々な場所にしこりができます。内臓型の場合にはお腹(内臓)が膨れていき、元気がなくなって食欲が落ちてしまして、嘔吐、下痢などの症状が現れるのです。脾臓や腸管などにできるものの多くは、がん(悪性腫瘍)でありますので、転移しやすいために命の危険性があるのです。

このように肥満細胞腫という病気は、発見しにくい病気ですので、何か違和感を感じましたら、まずは病院へ連れて行ってあげることが良いではないでしょうか。

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