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幼児の肥満

幼児の肥満がここ数年、大人のメタボリックシンドロームと同じように社会問題となってきております。

食の豊な時代でありながら、経済の安定しない時代であるからこその問題点が、この幼児の肥満なのではないでしょうか。

食が豊かでありますので、いつどんな時間であってもお店に行けばどんな物でも買うことができて、食べることができます。そして、コンビニなどは24時間いつでも開いています。そして、経済の不安定なために共働きの家庭が多く、やはり共働きである家庭は家政婦でも雇っていない限り、食生活はしっかりしているとは言いがたいのではないでしょうか。食べる時間が不規則だったり、手作りではない菓子類を食べていたり、食事でも総菜やインスタント食品なども献立に入れたりするでしょう。

大人はそのような場合であっても肥満にはならないでしょうが、子供は違います。幼児の肥満を予防したいのでしたら、やはりできるだけ規則正しい時間で手作りのおやつ、手作りの食事をすることが大切なのです。

幼児期の肥満というのは、成人肥満にも移行しやすいものでして、肥満が続いてしまいますと高血圧、糖尿病、心臓病などの原因となりますので、生活習慣病の予防、健康づくりのためにも、小児期からの肥満予防ということが大切なのです。このためには、適切な肥満の判定基準の確立が望まれるところなのですが、簡便で正確な幼児肥満の判定法が未だに開発されていなために、幼児の肥満の程度は、身長と体重のバランスから判断するのが現状なのです。

保健所や市町村等では、カウプ指数(BMI)が多く用いられていますが、BMI指数は、標準値が年齢、とくに身長の大小によって異なる特性がありまして、その数字が意味するところが分かりにくいといった欠点があるのです。たとえば、BMI値が24であり、高度肥満と判定されても、BMI値18とはどのように違うのかということが、一般の人には理解出来ないといった問題もありますし、医療側としましても治療上の具体的な目標値を示すことが出来ないといった欠点もあるのです。

また、幼児期以降というのは、一度太り始めてしまいますと肥満を解消することがとても困難となります。ですから、幼児期から肥満になりやすい生活習慣をしっかりと見直す姿勢が重要なのです。

幼児の肥満対策も、大人の肥満対策と同じように、生活習慣の改善、食生活の改善、できるだけ体を動かすようにする、ストレスを溜めないようにする、などといったことを心がけるようにして、親子や家族全員で協力しあっていくことが大切なのではないでしょうか。

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